マスコミが表現することをまともに信じなくなってから、
随分の年月が経ちますが、
同様にラジオも徐々に聞かなくなっていきました。
いくつかのラジオ局に限ってですが、
リスナーを馬鹿にする「局そのもの」の態度が
見えて来てしまったことによります。
ですから、番組というよりも
「ラジオ局」そのものに嫌悪感を持ち始めたのです。
インターネットが発達して、色んなものを
自分で選べる時代です。
昔のように、つまらないテレビ番組を我慢して
観る必要もないし、ラジオがなくても生活には何も困りません。
ただ、リスナーを甘く見ていると申しますか、
馬鹿にするようなラジオ局は、
世の中としては害悪になりえると思っています。
もちろん、これは新聞、テレビ局も同じですが。
2026年5月11日(月曜)、
文化放送で流れた番組「大竹まことゴールデンラジオ!」に
ゲスト出演した、作家の適菜収(てきな おさむ)氏による
発言が問題になりました。
高市早苗 総理の外交姿勢に対し、
「やってることはケツをなめるだけ」などといった
表現による批判や、“パンパン”という、身体を売る職業の
女性を指す差別用語を使って、
「令和のパンパン」と発言したことなどが問題視され、
アナウンサーが番組内で訂正と謝罪をしたと
報道されてます・・・が、
その部分はすぐに「Radiko」から削除され、
生放送を聴けなかった私には、
問題とされる適菜収 氏による発言は確認できませんでした。
「Radiko」のタイムフリーは、実際に放送された音声が、
そのまま残って再生されるものだと、
最近まで思っていましたが違うのだそうです。
「Radiko」は、オンデマンド型のネット配信にあたり、
放送ではないため、配信元(放送局やRadiko)の判断で、
いつでもコンテンツの修正や削除が許されているとのこと。
不適切な発言による名誉毀損や、企業の社会的な信用の失墜、
または抗議の殺到を防ぐための
「危機管理(リスクマネジメント)」として、
編集や削除も行われるそうで、適菜収 氏の件も、
それに該当すると判断されたようです。
日本国憲法では、表現の自由が保障されていますので、
作家の適菜収 氏が何を発言しようと、
それは本人の自由であると私は思っています・・・が、
発言には責任を伴うものでなければなりません。
このラジオ番組を職業、仕事として考えるならば、
適菜収 氏の御本人の発言の問題、
適菜収 氏をゲストとして迎えた責任と、
適菜収 氏を生放送という環境で発言させた番組の責任があります。
ところで、
この件と同じ「文化放送」で、
翌週の5月19日(火曜)夕方5時になる
時報アナウンスで、時報の言い間違えがありました。
この時、私はパソコンを使っていた理由で、
珍しく「Radiko」で「長野智子アップデート」を流しながら、
カビだらけで手元に届いた
「レコード盤のカビを落とす作業」をしていました。
夕方5時になる直前の時報アナウンスで、
若い男性の声で「4時をお知らせします」と流れました。
あぁ、もう5時になってしまった・・・と思っていたので、
この時報アナウンスを聞いた私は混乱しました(苦笑)
「えっ?5時でなく4時???」
そして時報になり、5時から生放送の
「ニュースパレード」をしばらく聞いてましたが、
間違って4時と言った時報アナウンスに関しての
訂正や謝罪はありませんでした。
ひょっとしたら、私の聞き間違いではないかと、
「Radiko」のタイムフリーで聞いてみたら、
間違いなく、若い男性の声で「4時をお知らせします」と
言っています。2度、3度、確かめました。
レバーの位置が時報アナウンスの時間に
ぴったり合わせられないので、直前の番組宣伝も
一緒に何度か聞いてます。
それで、エックス(旧ツイッター)で
「長野智子アップデート」のツイートに返信の形で、
その旨コメントしましたが、何の反応もありませんでした。
そして、30分後(つまり同日の5時30分ころ)
「Radiko」のタイムフリーで、
もう一度、その部分を聞いてみたら、
女性のアナウンスで「5時をお知らせします」に変わっており、
直前の番組宣伝も一緒に、別の番組宣伝に差し替えられていました。
差し替えの理由が「何もアナウンスされていない」
という対応には、とても違和感を覚えます。
間違って「4時をお知らせします」と
流して(言って)しまったことは仕方ないにしても、
録音で聴く部分の時報まで、こっそり差し替えるという
「無かったことのように扱う姿勢」は、
もう文化放送という「ラジオ局の信用に値しない」と、私は思いました。
これは、先の適菜収 氏による発言を「Radiko」から
消している点も同じです。
炎上したから、その部分を削除したのか、
炎上するのを予測して、すぐに削除したのかは、
私には分かりませんが、時報の件も含め、
「無かったことにして、こっそり処理する不誠実さ」は
信頼を失う行為です。
間違った時報を流したことで、私のように混乱したり、
何か用事を間違えた人もいるかも知れません。
その「バレなければいい」という仕事の意識、
倫理観の低さで公共の電波を使うならば、
メディアの信頼低下につながります。
私たちは、物事の経緯、真実を知らなかったり、
思い至らずに、軽い気持ちで発言したことで、
誰かの心を傷つけてしまうこともあるかも知れません。
しかしながら、ラジオという公共の電波で発信したものは、
「こっそり消す」でなく、
ちゃんとアーカイブ出来るように、発言したことには
責任を持って残し、もし修正なり削除しなければならないなら、
きちんとした納得が行く理由の説明を残すべきだと思いました。
こうして、文化放送もまた、
私には“信用できないラジオ局のひとつ”として
認識することになった次第でしたが、
今回「Radiko」のタイムフリー機能は、アーカイブとして
意味をなしてないことが分かったのは収穫でした。

読売新聞「ラジオの番組表」です。
© 2026 磯崎英隆 (Hidetaka Isozaki)

