自分の生まれる前の時間で、
もう幻になってしまったような場所・・・かつて存在した
ナイトクラブの録音などを聴くと、
不思議な感覚に包まれます。
でも、さらにもっと大きな施設・・・
昭和30年(1955年)に千葉県は船橋市に誕生した
総合レジャー施設「船橋ヘルスセンター」の資料を見ていました。
温泉、ホテル、東洋一の大遊園地、ボーリングセンター、料理屋さんに
売店、色々な施設があり、中でも、
目を引くのは、やっぱりショーをしている劇場です!

写真がいろいろ載っている資料には、
100名の少女音楽隊、専属舞踏団、有名芸能人など・・・が、
繰り広げる、8つのホールがあると書かれています。
島倉千代子、こまどり姉妹、村田英雄、
浅香光代 一座などが写っていますから、
お酒でも楽しみながら、
優雅な時間が流れていたのかなぁ・・・と、想像してました。

コマーシャル・ソング『長生きチョンパ』のソノシートが
掲載されていました。楽譜と歌詞の部分はモザイクを入れています。
昭和37年にテレビで流されたという「船橋ヘルスセンター」
コマーシャル・ソング『長生きチョンパ』の
ソノシートまで出ていたんですね(笑)

(キング K25X-227,228 の2枚組)

1987年12月に購入、2枚組なので18枚目と19枚目になりました。
私は、日本のキングレコードから発売された
復刻CD『オリジナル版 懐かしのTV・CM大全集(1954〜1973)』
(キング K25X-227,228 の2枚組)
上記の写真で、このコマーシャルを知りました。
これはもう、一度聴いたら忘れられないほど
歌詞が印象的なコマーシャル・ソングです。
ソノシートは持ってないので、またCDを出して来て聴きました・・・
でも購入してから、来年12月で40年も経つのかと思うと(苦笑)

上の写真は、社団法人船橋ヘルスセンターを立ち上げた、丹沢善利 氏。
「船橋ヘルスセンター」は、昭和52年(1977年)に閉園。
上記のCDの解説には
「今、この地は、巨大な団地になっています。」と
書かれていますので、ネットで現在を確かめようと思ったら、
“施設解体後の跡地には、商業複合施設
「ららぽーと船橋ショッピングセンター」が1981年に開業”
したとありました・・・団地も、あったのかどうか、
よく分からず、でした。
でも、このような大きな施設で、私の
頭の中で重なるのは、東京は赤坂にあった
レストラン・シアターの『ミカド劇場』
(昭和36年開業、昭和39年廃業)です。
設計、施工した清水建設株式会社による施工当時の写真や、
オープン当時の見取り図などを見ると、
劇場の他にも茶室やサロン、バーなどもあって、
色々楽しめそうな施設です。
地上4階建(一部のみ6階)、地下1階の建物でした。
『ミカド劇場』を案内紹介する録音では、
最低1500円ほどかかると言っていますが、
開業時のキャッチフレーズは
「本場パリの踊り子のショーをみせ、フルコースを食べさせて2千円」
だそうです・・・昭和36年での2000円は
高いのかどうか???・・・私には分からず(苦笑)

主役が乗ったゴンドラが、1階の客席の頭上を通過するそうです。
このゴンドラに、フランク・シナトラや、イマ・スマックも乗ったのかな・・・

いろいろ仕掛けが組まれているらしい。後壁面(写真では左端)のジグザグは、
引き出して、フィナーレに使える大階段舞台に組み立てられるそうです。
その『ミカド劇場』には、海外から
色んなアーティストが来ていたそうです。
この劇場で公演した時のフランク・シナトラ、
そしてイマ・スマックの歌声(録音)は、
一部ですが残っています。
他の国際的な出演者を資料でみていると・・・
あぁ、アメリカで活躍した音楽家タク・シンド(Tak Shindo)
につながる日本人アーティストも登場したんだ!と、
何か流れが繋がっているような気がしました。

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© 2026 磯崎英隆 (Hidetaka Isozaki)
English Summary
Beyond the Recordings: A Lost Showa-Era World — From Funabashi Health Center to Mikado Theater
Listening to recordings from places that disappeared long before I was born often gives me a strange feeling. Recently, I was looking through materials about Funabashi Health Center, a huge leisure complex that opened in Chiba, Japan, in 1955. It featured hot springs, hotels, amusement facilities, restaurants, and several theaters where popular singers, dancers, and entertainers performed.
I was also reminded of the famous television commercial song “Nagaiki Chonpa,” which became closely associated with the facility. Although the complex closed in 1977, recordings, photographs, and other surviving materials still offer glimpses into a lost world of postwar Japanese entertainment.
Thinking about Funabashi Health Center led me to another vanished venue: Mikado Theater in Tokyo. Opened in 1961 as a luxurious restaurant-theater, it hosted both Japanese and international performers, including Frank Sinatra and Yma Sumac. While exploring its history, I discovered connections to artists linked with Japanese American musician Tak Shindo, whose career I have been researching.
Old recordings and documents do more than preserve sounds and images. They allow us to imagine places, performances, and moments that have long since disappeared.


