聞けば答えてくれる生成AIと差別化するための「情報の表現方法」を思う日々

一般


何か知りたいことを検索サイトに入力、
または話すだけで、生成AI(人工知能)が
答えてくれるようになりましたね。

知りたいことが書かれているであろう、
どこかのサイトを探すまでもなく、
生成AIに導きされて解決してしまう・・・
ならば、何かを説明するためのサイトは、
もう不要になってしまうのかと、
実は心が揺れるのです。

つい最近、一般市販品とは違うレコードの
ジャケット裏を眺めて気になった言葉
「香林坊山蓄」を何気なく
検索サイトに入力しただけで解決してしまった記事、

発売に「香林坊山蓄」と掲載された自主制作盤レコードの話 | レコード・ミュージック 〜ヴィンテージ・サウンドの楽しみ〜 Record Music ! (Enjoying Vintage Sounds)
東芝(東芝音楽工業株式会社)のレコードでも、自主制作盤は、一般に市販されたものとは違う、特有のレコード番号がつけられています。一般市販品のレコードではないことを判別する材料として、一番見分けやすい方法でもあります。昭和30年代末頃のものと思...

を書きましたけれど、執筆する側も、実は
これでは楽しくないのですね(笑)

発見を導くためのプロセス(過程)が
ストーリーになり、その結果も合わせて
紹介することが、
筆者と紹介される側の両方の楽しみに
つながるものなのかと、考えているからです。

もちろん、内容によっては、結果だけ、
あるいは限られた範囲のものだけで、
要件は十分済んでしまうようなものもあります。
しかしながら、古いレコードに関する
音楽や背景の情報を楽しむことについては、
今の所、結果以外のものは
生成AIに表現出来ていません・・・ 

でも、いずれ学習して、モノマネのような形から、
表現出来るようになった時、私たちは、
そこに人間の表現したものとの差を
感じることが出来るかどうか。

結局は、色んな意味での「楽しみ」を
求めてやっていることなので、
何か楽しければ良い、ということなのですけれど、
これからの「表現」を考えることが
多くなったこの頃です・・・

昭和35年5月16日から開かれた、ある催事を
案内するために頒布されたソノシートの
ジャケットの一部です。
既にない「東京都立産業会館」と、大阪のある場所が会場でした。
何の催事だったでしょう?(笑)

© 2025 磯崎英隆 (Hidetaka Isozaki)

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