いくつかサイトを作りかけては、途中で止めて
消したり・・・していましたが、結局、日本語ドメインにて
新しくサイトを作っています。
今まで思い考えていた形式を少しでも技術的にしたいと、
ちょっとだけでも先を見越して、サイトの構成を考えていました。
慣れない所は、ChatGPT(生成AI)に教えてもらって、
やっと少し形になった所です。
このサイトは、もちろん自分のためでもあるんですけど、
「音楽愛好家のための」マニアックな情報を
提供することを動機に、世の中に貢献したいと思いました。
でも、本当に色々な面で、考えなければならないことが
多々あるんですよ。
技術面なら、検索窓で、生成AIに要約の材料として
盗られないようにすること、とか(笑)
音楽の扱い方の参考にでもと、いくつかの資料や
書籍を見ておりました・・・
その一つが、写真の『音楽業界で起こっていること』落合真司(著)。

2008年12月に発売されているので、
もう17年近く前になる本です。
ひとことで言ってしまえば「1990年位からの、音楽の売り方」を
説明している感じで、書名のように、
音楽業界で起こったことを並べている解釈のため、
筆者の音楽経歴とはまるで違いますが、
大衆に対する音楽業界の考え方を見たいと思いました。
しかしながら「音楽業界」とあるように、
所詮は「ビジネス」なんですよね。
小さい頃から、近所のレコード屋さんに行っては、
欲しい音楽がなくて、
「売れないから店頭には置かない音楽」を
カタログで見つけてもらっては注文する・・・ようなことを
していた筆者は、ほぼビジネス対象外であったということです(苦笑)
「流行っているから」「みんなが聴いているから」という
理由ではなく、「自分が気に入る音楽を発見して楽しみたい」
という理由から、そんなレコード(CD)が存在すれば、
探し出して、買っていたのですから。
大きなCDショップに行って、店員さんに何か尋ねても、
彼らには、そこまで知識がないので
「そこになければ無いです!」と言われ、
自分で業務用カタログを購入して探し出し、取り寄せていましたが、
レコード会社もビジネスなので、需要の少ない音楽は出さないのです。
筆者の好みが古い時代の音楽であるため、
再び、昔の中古レコードを探すことになりますが、
今度は輸入中古レコード屋へ行って、
日本で知っている人も少ないような(アーティストの)音楽・・・
つまり、日本のレコード会社が発売した洋楽のレコードではなく、
本国アメリカで当時に発売されたレコード(中古)に
直接触れる訳です。
まだインターネットもありませんし、
現物のレコード・ジャケットに書かれていること位しか、
情報がありませんでした。
しかも、この手の中古レコードは、びっくりするほど
高額でもありました・・・・
輸入中古のレコード屋さんだって、商売ですから、
買わない客に知識を披露することはなく、
その辺は、何とかお互いが良いように、上手くやっていた訳ですね(笑)
現在では、インターネット上に膨大な情報が溢れていますが、
マニアックな情報なんて、掲載があるのは氷山の一角です。
そして音楽も、まるでタダ(無料)であるかのような
扱いをされていますけれど、
音楽は芸術であり、データではないのです。
録音に「芸術として鑑賞する解釈」というのがあり、
おそらくは、それを自分なりに持っているかどうか、が、
音楽としての楽しみを満喫できる基準なのでは?と、
筆者は感じています・・・
マニアックな音楽作品の情報を扱うサイトを開設すると申しましても、
もちろん、筆者も情報の全てを知っている訳ではありませんから、
現在進行形で探究している身分です。
それでも、今までに得て来た情報を少しずつでも形にできたなら、
それは残っていくだろうと考えて・・・
追記:
ちょうど、あるメロディーが思い浮かんで、
随分前に復刻CDを作らせてもらった
『謎』(ST-205)
を聴きながら、この文章を書いていました・・・・
ムード・ミュージックで白人でないのは珍しく、
アフリカの黒人のような人物が楽団リーダーの
奇妙なムード・ミュージックです。
1950年代にアメリカで発表されたLPレコードなんですが、
こんな変なムード・ミュージックが当時売れたのかどうか。
このCDの最終曲は、人間の頭部を目当てに人殺しをする
「首狩り族」を表現したミステリアスなムードです!
1990年代、東京の輸入中古レコード屋にて
3万円で売っていました。知人と、その店にあるのを
話していて「3万円でも売れるのかな?」と思っていたら、
案外すぐに売れてしまいました。
店主は、「あんな珍しいレコードは、そう滅多に見つからないよ!」
と言っていて・・・筆者は既に持っていることを話したら
「ええっ〜!」って仰天されてたのも懐かしい思い出です。
本当に「何だこりゃ?」と言われるような、
へんてこりんなムード・ミュージックですが、
これが案外ハマルのです(笑)
『懐的音館』へのリンクを貼ろうと思ったら、
試聴ファイルを(以前の形式から)MP3に変換してないので、
購入いただけるようにリストしてませんでした・・・

『謎』(ST-205)のディスク。
アーティスト名が書かれている箇所に鉛筆を置いてます・・・
© 2025 磯崎英隆 (Hidetaka Isozaki)



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