思い出しの財産と、人生の中の記録の財産というモノを考える(1)

左側がレコード(日本コロムビア SCS-414)、右側はソノシート(朝日ソノラマ APS-5101)

前回の記事で、フジテレビのアニメ『SF西遊記 スタージンガー』に
出て来る乗り物のおもちゃを御紹介しましたので、
そのつながりから『SF西遊記 スタージンガー』の
当時発売されたレコードとソノシートも懐かしくなって出して来ました。

レコードにも、ソノシートにも、同じ歌手達によって歌われた
同じ主題歌(オープニング・テーマ、エンディング・テーマ)が
入っていますが、テイクが違うのです。
当時の私も含めた子供達は、レコード屋さんで
アニメ主題歌のドーナツ盤レコードを買うものの、
実際にテレビで流れて来る主題歌とは少し違うため、
「???」となっていました(笑)

つまり、レコード用に吹き込まれたテイクの録音で、
テレビで実際に流れているものとは、演奏などが違うのです。
でも、朝日ソノラマのソノシートの方は、
長さこそ違いますが、テレビと同じテイク(演奏スタイル)を
使っているため、こっちの方が身近に感じられたものです。

それで同じ作品でも、作品によっては
2種類を持っている訳ですが、当時のレコード屋さんで、
朝日ソノラマのソノシートが店頭にあるのは稀でした。
大抵はドーナツ盤のレコードの方だけ見かけるものの、
ヒットしたような作品ばかり。気に入った作品の
ソノシートは、ずっと後に中古レコード屋さんなどを
探して買っていました。

私にとっては、まだ中古レコード屋を利用する前、
昭和54年辺りから、アニメでもサウンド・トラック盤
というのがLPレコードで出て来るようになりました。
多分、最初に買ったのは『機動戦士ガンダム』だと思います。
普段の小遣いでLPレコードなんて買えませんから、
もちろん、祖母による資金援助です・・・・(苦笑)