幼少の頃から、私は音楽を含む古いものが大好きで、
もともとは古い音楽作品を聴くために、
当時の中古レコード(現物)を集めはじめました。
なので、コレクションという意味で
中古レコードを購入していた訳ではないのです。
子供の頃は中古レコード購入を両親に禁じられていたため、
実際には中学生になってからですが、
時はバブルで、中古レコードにも、古いものは
物凄いプレミアが付いていたことも多々あり、
買えずに「ため息」をついて
諦めたものも結構ありました(苦笑)
その後、音楽作品とともに、
音源である「レコード」そのものも研究するようになり、
いつの間にかに30年を超えていました・・・が、
これまで一度も見たことがなかったレーベルに、
あるアメリカのアーティスト作品の存在を知りました。
これは私がいままでに見た、どんな資料にも
載っていないレーベル(レコード会社)で、
存在そのものも知らなかったのです。
こんなこともあるんだなぁ・・・と、私自身で
本当にびっくりしてしまいました。
そのアーティストのレコードを続き番号で
2枚(2種類)あるのを知らされ、あまりの凄さに、
もう夜も眠れないほど(大苦笑)
持っていたのは海外の方(音楽関係の会社経営者)で、
いやいや、一体どうなることやらと思いながら、
何とか譲っていただくことができましたが、
これは日本国内に2枚とないほど
希少なのは断言出来る程のものだと確信します。
もちろん、海賊盤ではありません。
ネットで、このレコード会社を検索してみると、
過去に欧米の何人かの人達が、
掲示板などに書き込んで情報を募集し、
突き止めようとしていたみたいですけれど、
結局不明のままになっています。
どうもこの会社は2年位?で
消滅しているようなのですが、作っていたのが
一般に市販されたレコードではないみたいです・・・で、
多分、一定期間の後に廃棄されていた・・・
ような流通の仕方だったのではないかと推測しています。
あくまで推測ですが、きっとそのような理由で
現物が残っていないのでしょう。
音楽のジャンルは、色々あったようです。
ちなみに、当方復刻CD
『アメリカ国内のレストランやオフィス、工場等で1960年代に
流されたバック・グラウンド・ミュージック(シーバーグ編)』
(ST-600)のレコードも、
回収されて破棄されたレコードでしたが、
この会社のものではありません。このレーベル(シーバーグ)は、
もともと有名です。
私にとっては大発見だった、この希少盤の持ち主だった彼に、
何か知っている情報があれば教えて欲しいと尋ねましたが、
彼もよく知らないと言っていました(笑)
おそらく、もう今になっては詳しい情報も
発掘出来ないのではと思いますが、
現物のレコード2枚は私の手許にあるので、
これは将来“共有の楽しみ”として、世の中に貢献させて
いただくつもりです。
そして、彼はこのレーベルのレコードを他にも
持っているので、私としては何とか
譲ってもらいたいと心の中で考えているのですが・・・私が
「このレーベルに収録された音源は他に無い!」と、
あんまり驚いたので、
「えっ?そんなに貴重なら・・・」という事態になっています(大苦笑)
もう大金を出さないと譲ってくれないかも・・・あぁ。
・・・ということで、
そのレーベルが何かは、ここには書けないのです。
すみません(笑)
本当に大げさな言い方ですけど、
世界の大手ストリーミング・サイトにもなく、
いかなる復刻CDにも、この音源の収録はないばかりか、
インターネットで検索しても、
このレコード情報、存在も一切出て来ません。
でも、そこそこ有名な・・・過去に
複数のメジャー・レーベルで、何枚もアルバムを出している
アーティストによる音源なのです。
© 2022 磯崎英隆 (Hidetaka Isozaki)