日本国内で流通している「お米」の値段は、
2024年4月頃から徐々に上がり始め、
一年後には既に2倍以上になりました。
2025年5月末、備蓄米(この時は古古米、後に古古古米も
別の価格で売りに出された)が、5キロで2000円として
スーパーなどで売りに出され、それを求めて
長蛇の列になっている情景が、テレビのニュースや
ワイドショーなどで何度も取り上げられていました。
古古米という「古いお米」を求めて、
多数の人々が列を作って並んでいる風景・・・
しかも、5Kgで2千円ですよ。
一年前の価格を思い返せば、古古米なのに高過ぎるくらい。
決してお得とも思えないのですが・・・
でも、その2、3千円の差額で安く買うために、
人々が並んでいる光景が新聞に載り、
テレビで連日流れているのを
現在の与党(自民党、公明党)の国会議員達は、
何とも思わないのかと不思議でなりませんでした・・・
御自分達が一般的な国民よりも
贅沢な暮らしをし続けているので、見下した庶民の
そんな姿を見ても「心を痛める」ことすらも無いのかも知れませんが・・・
小泉進次郎 農林水産大臣がテレビに出まくって、
マスコミは、いかにも彼がヒーローのような
取り上げ方をして来ましたが、
現在起きていることは自民党と、公明党がしてきた
「失政」の結果なのに、
何だか視聴者をバカにしているような気がします。

備蓄米放出のニュースの中でも、ひときわ目立ったのは、
青いジャージを着た男性が、真っ先に備蓄米を手に入れ、
報道陣に見せるように上に掲げ、
誇らしいポーズをして去って行くシーンです。
本当に「みっともない」と(筆者は)思いました。
これを絵になると思われたのか、
視聴者受けすると思われたのか、平然と報道する側も「どうかしてます」ね。
なぜ政府は備蓄米を放出したのでしょうか?
市場に出回っている主食のお米が、品薄になったことと、
価格が一年間で2倍にもなり高騰したことですよね。
その状況下で、元気のある中年男性が、
備蓄米(古いお米)を安く買うために、他の人を押しのけ、
我先にと、発売日の前夜から並び、それを獲得して、
誇らしげにガッツポーズをする姿を見させられて、
どう思うのか?
これをニュースとして見せる側は、
視聴者に何を伝えようとしているのか?
並ぶことも出来ない人、ご老人、病人、それすら経済的に
買うことも出来ない人も、世の中に沢山いらっしゃるのに。
後に、ネット界隈では、
その「青いジャージを着た男性」に関する憶測が飛び交いました。
自民党の反論を見ないまま、本当かどうかの検証すらされずに、
噂のまま、ネット上では「青いジャージを着た男性」の
情報が消され、この記事を書いている時には、
もうそのニュース映像も見つけられなくなっていました。
生成AIも「知らない」と言い始めました・・・
不思議ですね。
© 2025 磯崎英隆 (Hidetaka Isozaki)
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